〜『バビロンの大富豪』から学ぶ、ほんとうの豊かさ〜
こんにちは。まなびや たぬき堂のたぬきです。
「お金がない」「貯金が少ない」「老後が不安」など、お金の悩みは多くの人が抱えていることだと思います。
そんな悩みを抱えている人に、たぬき堂では「お金の“量”より、お金との“つきあい方”が、人生の安心や自由を変えていく」ということをお伝えしています。
今日は、それをやさしく教えてくれる一冊、『バビロンの大富豪』という本をもとにしながら、たぬき堂なりの視点で、「お金がない」と感じたときに立ち返りたい考え方をお話ししたいと思います。
お金の一部を“未来の自分”に残すという習慣
バビロンの大富豪でまず語られているのが、「収入の10分の1を貯める」というとてもシンプルな教えです。
つまり、「貯金は余ったらするもの」ではなく、「自分の未来のために先にとっておくもの」という考えです。
たとえ今がギリギリの生活だったとしても、まずは毎月“10分の1”だけでも残す練習を始めてみることが、お金との付き合い方を変えていく第一歩になります。
たとえ今が厳しくても、「未来の自分のために取っておく」という小さな行為が、心の安心を少しずつ育ててくれます。
それは“お金をためる”というより、“未来の自分に約束する”という行為に近いのかもしれません。
「毎月収入の10分の1だけ貯める」というのは、シンプルだけど、それが出来ている人と出来ていない人では、10年後、20年後のお金の余裕が大きく変わってきます。
“お金は、急に増えるものではなくて、長い年月を掛けて少しずつ増やしていくもの”
これは、収入の多い少ないに関係なく、すべての人に知っておいてほしいお金の知恵なのです。
本当に必要か?と立ち止まって考える
お金がない、と感じるとき。
その一方で、なぜかコンビニでは毎日のようにコーヒーを買い、気づけば使わないサブスクを何年も続けている。
そんなこと、ありませんか?
他にも「見栄を張ってブランド品を買った」「SNS映えのために、おしゃれなカフェで高いスイーツを注文した」「周りが買っているからという理由で自分も買った」「新しいモデルを揃えたいたいという理由で買い替えた」など。
そういった“自分の本当の幸せ”とは関係ない出費に囲まれていないでしょうか。
それが心を本当に満たしてくれているなら、もちろんいい。
でも、もしそうでないなら、そのお金は、もっと心の栄養になる使い方ができるかもしれません。
バビロンの知恵が教えてくれるのは、「お金とのつきあい方を知っている人に、お金は集まる」ということ。
「これは、ほんとうに今の自分に必要?」と、一度立ち止まって考えてみるだけで、お金との関係が変わっていきます。
それは「お金」よりもまず「自分自身」を育てていくことでもあります。
「我慢」ではなく「選ぶ」こと。
「足りない」ではなく「使い方を変える」こと。
そうやって立ち止まって考えることを、たぬき堂では、節約という言葉よりも、「選ぶ力」という言葉で表現しています。
「選ぶ力」をつけることで、収入の10分の1を貯めることも容易になり、安定的にお金を増やしていくことができるのです。
自分という資本に投資する
”金を持つことよりも「金を生み出す力」を持つことが大切”というのも、バビロンの大富豪の教えです。
ここでいう「金を生み出す力」とは、知識・技術・経験・健康のこと。
これらはとても価値のある”資本”です。
つまり「自分の能力を育てることこそが、最大の資産になる」という考え方です。
高い学歴や特別なスキルでなくても、日々の仕事の中で新しいことに挑戦してみる。
体を大切にする。
よく考えて行動する。
そうした小さな積み重ねが、自分という資本を育ててくれます。
たぬき堂でもよく、「自分こそが最大の資本だよ」と伝えています。
スキルを身につけたり、心の土台を整えたり、誰かのために小さな行動を積み重ねたり。
お金よりも先に、自分自身を育てていくことで、やがてお金の方からついてくる。
そんな循環を信じたいなと思っています。
お金で幸せになることはできない
お金がないときは「お金があれば、いろんな悩みが解決できるのに」と思うかもしれません。
たしかに、お金があれば、多くの問題を解決することはできます。
ただ、お金があっても悩みはなくなりませんし、幸せになることもできません。
なぜなら、幸せというのは”心の受け取り方”で決まるからです。
だから、お金がなくても幸せな人はいますし、お金があっても不幸な人はいます。
「お金があることと、幸せは別もの」ということは知っておいてほしいのです。
お金は、あくまでも、自分が安心して生活したり、自分がやりたいことを実現するための道具なのです。
さいごに お金がなくても、心が豊かであるということ
たぬき堂では、「心が豊かであること」をいつも大事にしています。
それは、ぜいたくをしなくても、未来への希望があったり、今日を大切にできたりすること。
「いま、自分にできることからはじめよう」
そう思えることが、きっとお金よりも大切な力なのだと思います。
お金はあくまでも生活の支えの一つ。
それを理解したら、お金のことで不安になったり、お金に振り回されることはありません。
どんな状況でも、自分らしく、地に足のついた感覚で暮らしていくために、あなたにもこの古いけれど新しいバビロンの知恵が届きますように。