幸せってなんだろう?

こんにちは、「まなびや たぬき堂」のたぬきです。

今回は「幸せとはなにか」について考えてみたいと思います。

「幸せになりたい」

きっと誰もが、どこかでそう願ったことがあると思います。

仕事に追われる日々の中でふと立ち止まったとき。

お金やモノが増えても、心が満たされないとき。

誰かと比べて、自分の人生がうまくいってない気がしたとき。

「自分は幸せなんだろうか?」

そんな問いが、静かに心に浮かんできます。

でも、そもそも「幸せ」ってなんでしょうか。

お金があること? 
欲しいモノが手に入ること? 
大切な人と笑っていられること?

人それぞれ、幸せの形は違います。

それでも、「なんとなく幸せそうな人」と「なんとなく幸せじゃなさそうな人」の違いって、確かにあるように思います。

幸せは「外」にある?

私たちはつい「幸せ」を何かの条件のように考えてしまいます。

・収入が増えたら幸せになれる
・理想のパートナーに出会えたら幸せになれる
・もっと時間や自由があれば幸せになれる

でも、それらを手に入れても、なぜか満たされないこともあります。

むしろ、手に入れた瞬間から「次はもっと」と思ってしまう。

たとえば、大きな家を買っても、もっと広い家がほしくなったり。

新しいスマホを買っても、数ヶ月後にはもう古く感じたり。

そう考えると、外側の条件にだけ頼る「幸せ」はどこか不安定です。

ちょっとしたことで壊れてしまう、砂のお城のようなものかもしれません。

幸せは「内側」にある?

では、幸せはどこにあるのでしょう。

私は最近「幸せって、心の感じ方なんだ」と思うようになりました。

同じ出来事でも、
ある人は「ついてない」と感じ、
別の人は「ありがたい」と感じる。

朝ごはんの味噌汁を飲んで「これだけで幸せ」と思える人もいれば、
豪華なディナーを食べても「こんなもんか」と感じる人もいます。

つまり、幸せは“心の受け取り方”で決まるんじゃないかと思うのです。

心が広く、柔らかく、豊かであるほど、小さな幸せにも気づけるし、人の優しさにも敏感になれます。

心が豊かになると、幸せを感じやすくなる

じゃあ、その「心の豊かさ」ってどうやって育まれるんだろう?

私が思うに、そのヒントのひとつが「学び」にあると思います。

学ぶことで、知らなかった世界を知る。

いろんな人の考えや、生き方に触れる。

自分の考えだけじゃない、たくさんの視点があると知る。

そうすると、世界の見え方が少しずつ変わってきます。

たとえば――

誰かが怒っているのを見て、「怖い人だな」と思うだけだったのが、「もしかしたら大変なことがあったのかも」と想像できるようになる。

電車で席を譲らなかった人を見て、「冷たいな」と思っていたのが、「今日は心に余裕がない日なのかも」と思えるようになる。

そんなふうに、学ぶことで視野が広がり、心がやわらかくなり、優しさや思いやりが少しずつ育っていきます。

学ばないと、視野は狭くなる

逆に、学びから遠ざかるとどうなるでしょうか。

自分の身の回りの世界だけがすべて。

他人の意見を聞くのが苦手になり、「正しいのは自分だけ」と思い込んでしまう。

すると、他人の行動が理解できず、すぐにイライラしたり、不安になったりしてしまいます。

学ばないことは、心の柔軟性を失ってしまうこと。

そして、不安や怒りが多くなると、だんだんと「幸せ」を感じにくくなっていくのです。

幸せは“問い”から始まる

では、どうすれば学びを深められるのでしょう?

私は「問い」を持つことが、学びのはじまりだと思っています。

「なんでだろう?」
「これって本当?」
「ほかの考え方もあるんじゃないか?」

そうした問いが、小さな入口になります。

そこから本を読んだり、人と話したり、自分で調べて考えたり。

少しずつ、学びが広がっていきます。

そしてその過程で、視野が広がり、心が柔らかくなり、幸せを感じる力が育っていく。

学び → 視野が広がる → 心が豊かになる → 幸せを感じる

そんな“心の循環”があるように感じるのです。

おわりに 幸せは、「比べない」ところにある

最後にもうひとつ。

学ぶことで、自分の「ものさし」も育っていきます。

他人と比べるのではなく、
「自分がどう感じるか」
「自分にとって大切なものはなにか」

それを自分で考えられるようになる。

そうすると、人と比べて落ち込むことが減ります。

「これが私の幸せなんだ」と、自分の基準で納得できるようになります。

幸せは、外にあるんじゃなくて、自分の内側に育てていくもの。

だからこそ、「学び」という心の栄養が必要なんだと思います。

ここ「まなびや たぬき堂」では、そんな“心の学び”を、ゆっくり、深く、続けていきたいと思っています。

正解を求めず、問いからはじめてみる。

間違ってもいい。迷ってもいい。

そんなやさしい時間を、これからも一緒に歩んでいけたらうれしいです。

さあ、今日もまた一つ、「問い」を胸に。

あなたにとって「幸せ」ってなんですか?

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