なぜ問いを立てることが大事なのか

こんにちは。「まなびや たぬき堂」のたぬきです。

ここたぬき堂では、「答えを教える」のではなく「問いを立てること」を大切にしています。

でも、なぜ「問い」なのでしょう?

今日はそのことを、少しゆっくり考えてみたいと思います。

答えは移り変わるもの

私たちは子どもの頃から「正しい答え」を探す訓練をたくさんしてきました。

学校のテスト、受験、資格試験、仕事のマニュアル……
そこでは正しい答えが決まっていて、それを当てることが求められます。

でも、世の中に出るとどうでしょうか?

社会の仕組み、仕事の在り方、人の生き方、価値観……
これらには「唯一の正解」はありません。

たとえば、かつては「いい大学を出て、大企業に入れば一生安泰だ」と言われていました。

けれど今は、終身雇用は揺らぎ、副業やフリーランス、リスキリングなど新しい選択肢が当たり前になっています。

10年前の正解が、今の正解とは限らないのです。

だからこそ「これって本当にそうなの?」と問い直す力がとても大切になります。

答えにすぐ飛びつくのではなく、まず問いを立ててみる。

それが変わり続ける時代を生きるための柔らかさになるのだと思います。

問いが「考える力」を育てる

問いを立てることは、自分の内側に静かなエンジンを起動させるようなものです。

「なぜ私は働くのか?」

「お金とはなんだろう?」

「幸せって何だろう?」

こうした問いは、すぐに正解が出るものではありません。

でも考え続けることで、自分なりの答えの輪郭が少しずつ見えてきます。

問いを持って考え続けることで、物事の裏側を見たり、人の意見に流されずに判断したりする「考える力」が育ちます。

たぬき堂では、そんな学びを大事にしたいと思っています。

問いは人生の「根っこ」になる

人生はたくさんの選択の連続です。

どんな仕事に就くのか、どんな生き方をするのか、何を大切にして暮らすのか。

どれを選択したらいいのかは教科書に答えは載っていません。

だからこそ、「自分の中に問いを持つこと」が、自分なりの価値観や軸を育ててくれます。

根っこがしっかりしていれば、たとえ世の中が大きく揺れても、ブレずに自分の道を歩いていける。

私はそんなふうに思っています。

たぬき堂は「問いの寄り道」の場所

まなびや たぬき堂は、答えを急がず、問いをゆっくり育てる場所です。

ときには寄り道しながら、面白い本を読んだり、考えごとを深めたり、世の中のいろんな話題を取り上げたり。

ここでは、そんな学びの時間を少しずつ綴っていこうと思います。

ここでは、間違えても大丈夫。

完璧な答えを出す必要はありません。

ゆっくり考え、問いを育てていくその過程を、一緒に味わってもらえたら嬉しいです。

おわりに 一緒に「なぜ?」を楽しむ

ここは、私自身の問いを整理し、考え続ける場でもあります。

まだまだ私も学びの途中です。

だからこそ、みなさんと一緒に「なぜ?」を楽しみながら歩いていけたら嬉しいです。

今日も、小さな問いを胸に、ゆるゆると始めていきましょう。

タイトルとURLをコピーしました